フランス開催のF1のグランプリの魅力を説明します

F1は正式名称をフォーミュラ1グランプリと言い、世界的に有名なレーシングレースですが、中でも毎年フランスで行われるフランスGPは国際的なグランプリのレースとして一番、古い歴史を誇ります。歴史の変遷は20世紀初めの1906年の6/26~27でフランス独自のレースを開催しました。開催場所はル・マン郊外のコースにおいて第1回ACFグランプリが行われ、ルノーが優勝をしました。その後、1920年頃にはヨーロッパの各地でもこのレースが行われ、後にこのレースは「フランスグランプリ」の名称になりました。その後、1950年開催のF1世界選手権から1955年を除いて毎年行われており、イタリアGP・イギリスGPの次に長い歴史があります。また様々なサーキットで行われましたが、1990年代からはマニクール・サーキットに定着しました。

フランスF1グランプリ開催の歴史について

フランスで長年、開催されていたF1グランプリですが、地元フランスチームの成績低迷や地元自動車メーカーであるルノーの影響力低下などを理由としてレース開催中止の危機となり、2009年度からレース開催が中止となりました。後に元F1レーサーのアラン・プロストをはじめとするレース復活を求める支援者らが協力したおかげで、2013年からベルギーGPとの交互開催という形でフランスGPを行うと発表されましたが当時の大統領が退陣し、後任の大統領は支援を表明せずにベルギーGPのプロモーターも交互開催案が頓挫したと発表しました。しかし、その後にフランスのマルセイユほど近いポール・リカール・サーキットで2018年から開催することが発表されて10年という休止期間を経てフランスGPが復活することになりました。

ついにフランスF1グランプリが復活しました!!

今年の6月、10年ぶりにフランスF1グランプリが開催されました。場所はマルセイユほど近いサーキットでF1マニアが集うイベントもマルセイユ市内でも行われ、観光スポットであるヴュー・ポール街をデモ走行するイベントが行われました。国際自動車連盟が主催する自動車レースの頂点であるF1はヨーロッパにおいてもとても街全体が熱狂の渦となる世界的なメジャースポーツの一種となっておりますが、ここ最近は景気低迷や観客動員数の減少が原因で開催を中止した国や開催自体が危ぶまれる国が増えている側面もあります。そんなF1の歴史の転換期ともいえる中で復活を果たしたフランスGPですが、開催地はマルセイユになります。このマルセイユは2013年に欧州文化首都となってから、様々なイベントや展覧会、公演などが多様に開かれており、新たな文化都市として大きな変貌を遂げております。